ブレックファーストしつもん読書会は、参加7人の方々からの気づきやコメント、問題の投げかけなどのシェアが相次いで活発な読書会になりました。
本当にありがとうございました。
今回取り上げた本
『すべては「前向き質問」で上手くいく』はいい本だと改めて感じました。
多くの企業人、特にマネージャーやシニアクラスのマネージャーには簡単なのにとても参考になる本だと思いました。
自分にかける質問が自分の考え方を左右するので、その質問を前向きなものに変えることによって人生が好転するという内容。
前向き質問は自分の言動を何かに対する「反応」から「選択」に変えてくれるもので、それにより自分の心の状態や態度は自分でコントロール出来るということ。
前向き質問ができる様になると、毎日の生活を批判する人として過ごすのではなく、学ぶ人として過ごすことが出来るのです。批判する人は過去を向いていて常に批判する理由を探しているのです。
批判する人はその理由を自分の外に求めて批判しているので、実は自ら自分は無力であり誰かにコントロールされているということを公言しているとも言えると思います。ここまで書いてきて、ふとローマの哲人セネカの言葉を思い出しました。自分の勢力圏外のことに注力するのではなく、自分の勢力圏内のことに注力するべきであると説いていました。自分の勢力圏内とは自分の考え方であり振舞いであるのです。
読書会で実際に本を手にする前に考える、著者に向かって投げかける質問のなかには
・どうすれば前向き質問が身につくの?
・批判する人から学ぶ人に切り替わるきっかけは何?
と言うのが出ていました。
終盤に魔法の質問を考える頃には、
・質問を考え続ければ前向き質問が身につく!
・自分を少し俯瞰してみれば切り替えるきっかけになるかも
という言葉も聞かれました。
そして、今回のMVQはこれです!
「誰かを責めない質問ってどんな質問?」
組織の中ではとかく計画通りあるいは想定通りにいかないと、その担当者の失敗やミスであると責めてしまいがちです。しかし、その人を責める会話に組織の発展はあるのでしょうか?組織の雰囲気が悪くなりモチベーションも低下していませんか?今までのやり方で上手くいかないことを何回も経験しているのでしたら、是非やり方を変えてみませんか?
ミスは起きるものです。組織はその前提で組織されているべきでしょう。そうでないとすると、それはマネジメントのミス、ですね。
このようなことを真摯に考えている参加者の方からの魔法の質問が本日のMVQに選ばれました。
読書会を終わったときにどうなっていたいですか?の質問に
参加者のみなさんと私自身が前向きな笑顔になっていること、
そして開催してよかった、またやろう!と思えている、という回答をしました。
全て達成出来ました。
また、次回をお楽しみに!