この土日は米国から来日したマイケル・ヤプコー博士による臨床催眠トレーニングというコースを受けていました。
今まで受けた催眠のトレーニングは、医療の世界で臨床経験がある先生には学んでいなかったので、とても新鮮でした。
私がコーチングや自己啓発の為のセミナーのベースにしている「神経言語プログラミング(NLP)」は、20世紀の3人の天才的心理療法家のテクニックを体系化したところからスタートしています。随所に催眠の要素が応用されています。このセミナーでは、シンプルに医療の側からどの様に効果があるのかを解説してもらい、トレーニングを受けることが出来ました。今までの学びをリフレッシュし、更に裏付けをくれたように思います。
この二日間で私がとても気になったことの中に、ヤプコー先生が言及されたこんな事があります。
催眠の研究の中で、最も研究されているテーマはペイン・コントロールだということ。痛みをいかに催眠で感じなくさせるか、という事です。
この話は以前にも聞いたことがあり、その時もとても気になりましたが調べることが出来ませんでした。そして、また今回その話題が出てきて私の中ではとても気になるのです。その理由をもちろん自分でもわかっているのですが、ざっくり言うと大切な人にきっと必要だと感じているのです。
米国においても何故最も研究されているかと言えば、もちろんより多くの人々に必要とされているということなんですよね。
無くなった腕や脚が痛いと感じるが、外科的にはどうしようもないという話はよく耳にします。
また、癌が進行すると身体中に痛みが走ると言われますが、それを緩和するにはモルヒネなどを投与するのですが、最後はそれも効かなくなるそうです。
こういった痛みへの対処に催眠が有効であるという可能性。
更には手術において、麻酔を使わずに催眠で無痛感覚にすることが可能で、かつてはそれも行われていたという事実。
私の中では少しずつ何か符合してきているのかな、という感じがあります。この辺りにもしかしたら次なる私のミッションがあるのかもしれない。
ヤプコー先生に催眠によるペイン・コントロールについて学ぶにはどうするのが良いかと相談してみました。いくつかのアドバイスを頂戴しました。先ず日本で何が出来るのか、調べてみたいと思います。
日々の生活の中では色んなところにメッセージが隠されている、なんて言われ方をします。そのメッセージを受け取ることは、あなたの人生にとって価値のあることでしょうか?それともそんなものは思い過ごしだと思われますか?
感覚を研ぎ澄ませば、何気ないことの中にもあなたの気づきが見つかるでしょう。